日本郵政グループ各社へ新しく入社された皆さん、おめでとうございます。
JP労組信越地方本部は、晴れて社会人としての第一歩を踏み出された皆さんを心から歓迎し応援します。
今、皆さんは社会人としての大きな希望と期待に胸を膨らませていることだと思いますが、一方で仕事や生活に対する不安も持っているのではないでしょうか。
そんな皆さんの希望と期待をサポートし、不安を少しでも和らげるのが、日本郵政グループ労働組合(略称:JP労組)です。
JP労組は、日本郵政グループの発展に貢献するため、経営のパートナーとして事業に対する提言を行っています。
それは、グループで働くすべての社員の「真の幸せ」のためであり、一生懸命がんばる仲間の処遇向上や職場環境の改善が「働きがい」に繋がり、グループ各社の成長に結びついていくと確信しているからです。
また、30歳以下の組合員で構成している「ユースネットワーク」では、皆さんのような未来を担う若者が、学習活動やレクリエーション活動、社会貢献活動を通じてコミュニケーションをはかり、自らを成長させていく場として、明るく、楽しく、元気な活動を繰り広げています。
このような活動を経験していくことで、人との出会いが増え、人生が豊かになっていきます。皆さんも、私たち「JP労組」全国24万人、信越9,200人の仲間の輪に参加していただき、ともに希望の持てる明るい未来を切り拓いていきましょう。
この冬は雪も多く3月まで寒さも残りましたが、春の訪れとともに日に日に暖かさを感じられるようになりました。高遠城址公園や高田城址公園など桜の名所では、昨年に引き続き観桜会などのイベントを開催するようです。この間、新型ウイルス感染症による影響で、楽しいイベント等も控えてきましたから、少しでも早い開花を待ち望むところです。
その新型ウイルス感染症は第6波の大きな山がピークアウトしたとの発表がされていますが、感染者数は高止まりしている状況です。もうしばらくの間は自粛や我慢の日々だと思いますが、一方で、きちんとした対策のもとで楽しく過ごす時間も人生において大切な事だと考えています。「withコロナ」と言われる日常生活の中で、少しでもポジティブな気持ちになれるよう笑顔でがんばりましょう。
私の好きな言葉に「和顔愛語」があります。和やかな笑顔をふりまき、優しい労りの言葉をかけることで、人に幸せを届けることができるという意味です。まずは、職場の中で身近な人と笑顔で話すことを実践してみてください。それが、コミュニケーションの輪をつくり、JP労組がめざす「真に組合員の幸せ」につながっていくものだと確信しています。
さて、私たち日本郵政グループ労働組合は3月16日に春闘交渉を妥結・整理しました。私たちが要求した賃金改善は、そのすべてを実現できなかったものの、定期昇給の完全実施や一時金4.3月を確保することができました。また、近年にはなかったベースアップも、一般職1人1,000円、地域基幹職若年層に一般職賃金引き上げに伴う底上げ分という形で勝ち取ることが出来ました。
新型ウイルス感染症による日本経済の停滞感やグループ経営に厳しさが増してきているなどの悪条件が重なる中での妥結結果について、組合員の皆さまからは「年収ベースの維持が出来て良かった。」「少しでも一般職の処遇改善を果たせたのは大きい」等の声をいただいています。
グループを取り巻く大変厳しい環境において、私たちの労働条件を維持・向上する妥結結果を出すことが出来たのは、JP労組に集い、運動を進める多くの仲間がいるからです。各支部においては、新型ウイルス感染症の拡大防止のため、決起集会等の開催は困難な状況にはありましたが、朝ビラ行動や署名行動など出来る範囲での活動で、中央本部交渉を支えていただきました。春闘交渉を盛り上げるためのバックアップ行動に参加いただいた組合員の皆さま、ご家族の皆さまに心から感謝を申し上げます。今後ともJP労組運動に参加いただくようお願いいたします。
2022年度は、引き続き信頼回復を行い、事業の持続性を高めるために、すべての社員が同じ方向を向いて、業務や営業に取り組んでいかなければなりません。そして、「郵便法改正」による業務運行の適正化や「新しいかんぽ営業体制の構築」による本格的な営業再開への対応など、難しい課題に挑戦する年度となります。
信越地方本部は9,200名超の組合員の先頭に立ち、組合員の皆さまとの往復運動を重ね、責任ある労働組合として、しっかりとその役割を果たす所存です。
真に組合員の幸せのため、JP労組信越一丸となって、共に頑張りましょう。