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2021年 執行委員長新春あいさつ・・・執行委員長 2021.1.1

 新年あけましておめでとうございます。
 組合員、退職者の会会員ならびにご家族の皆さまには健やかな新春を迎えられたこととお慶び申し上げます。
 併せて、新型ウイルス感染症が拡大している中、社会インフラである郵政事業を担っていただいている組合員の皆さま、支えていただいているご家族の皆さまに感謝と敬意を表します。

≪はじめに≫

 今年は丑年です。「丑」という字は手の指を曲げてものを握る様子を表した象形文字で、「つかむ」「からむ」という意味があり、植物の芽が種子の中で伸びきらない状態を表しており、これから発芽し伸びていくための忍耐を表す年になると言われています。
 その言葉のとおり、昨年の世界的流行から未だに収束が見えない新型ウイルス感染症は社会・経済に大きな影響を及ぼしています。また、グループの事業に目を移せば、こちらも昨年から尾を引いている金融営業問題など、「停滞感」や「やるせなさ」を感じている方も多いと思います。
 しかし、それらの厳しい状況や困難を乗り越えた先には、必ず「楽しさ」や「嬉しさ」、「喜び」といったものを感じる時が来るはずです。“禍福はあざなえる縄の如し”目の前の事に一喜一憂せず、JP労組信越の結集力を最大限発揮し、一歩一歩着実に前を向いて仲間を大切にする運動を進めていきましょう。

≪信越の運動課題≫

 今年は丑年です。「丑」という字は手の指を曲げてものを握る様子を表した象形文字で、「つかむ」「からむ」という意味があり、植物の芽が種子の中で伸びきらない状態を表しており、これから発芽し伸びていくための忍耐を表す年になると言われています。
 仲間を作り仲間を守るための運動は「集い、聴き、話し、行動する」ことによって活性化されます。このことは、新型ウイルス感染症を受けて、急激に加速していくデジタル化や社会環境の変化の中にあっても変わることのない重要なポイントです。
 しかしながら、社会全体で非対面・非接触型の生活スタイルが進んでいく可能性が推察されることから、JP労組運動も基本的な部分を押さえつつ、時代や状況に合わせた活動展開を検討していく必要があると考えています。
また、このような状況下だからこそ、組合員一人ひとりとつながりを作るために「何をすべきか」、「何ができるのか」を全ての機関で考え、実践することが今まで以上に重要であり、信越地本で取り組んでいる運動三課題も「組合員の真の幸せ」のために、その歩みを止めることは出来ません。
 運動三課題の一つ目は「組織拡大」です。信越地本の組合員数は2020年12月1日現在で9,459名、目標としている10,000名には約600名の仲間を増やす必要があり、今年度はそのステップとして、第13回定期全国大会までに9,670名をめざしています。組合員の皆さまには、同じ職場で働くJP労組未加入者への粘り強い声かけをお願いします。
 二つ目は「共済活動」です。毎年、日本各地で多くの自然災害が発生していますが、防災・減災の取り組みについては、まだまだ浸透しきれていないのではないでしょうか。「まさかの時」どこに避難し、連絡はどうするのか家族で話し合い、常に備えを万全にしておくことが重要であり、その一助となるのが共済です。JP労組は低廉な掛金で保障を得られる共済商品をラインナップしています。自分のため、家族のため、仲間のために積極的な加入をお願いします
三つめは「みらい研推進」です。郵政事業は政治と深い関わりを持っており、事業をより良い方向に向かわせるためには、JP労組の組織内議員や政策フォーラム議員を支え、活動環境を充実させていくことが必要です。より多くの組合員に、その意義を伝え加入拡大をはかっていきたいと思います。

≪2021春季生活闘争≫

 21春闘の論議が佳境を迎えようとしています。昨年11月に第21回中央委員会を開催し、春闘方針(案)策定に向けたポイントについて議論を行い、春闘行動がスタートしました。
 今春闘は、グループを取り巻く厳しい環境の中、①安心して働ける環境整備と処遇の維持・向上、②事業の持続性の確保に取り組むための「JP労組が考える事業ビジョン」策定の着手、③本質的な同一労働同一賃金の実現に向けた組織内議論の促進が基本的なコンセプトとなり、具体的には生活を守るための一時金の堅持と格差是正・底上げ・底支えの実現が大きなテーマとなります。
 信越地本では第13回定期全国大会に向け、丁寧に往復運動を行うことで、現場の思いを中央本部に託したうえで会社へ届けることします。また、中央交渉をバックアップするため、署名活動を中心とした各種行動に全力で取り組みたいと思います。多くの皆さまからご理解いただき、春闘行動への参加を要請する次第です。

≪結びに≫

 昨年11月22日に開催されたクイーンズ駅伝では、日本郵政グループ女子陸上部が圧巻の走りを見せ、大会新記録で2連覇を達成しました。私たちJP労組信越の運動も、組合員全員がチームの仲間として協力し、助け合いながら、明るい未来をめざして前に進んでいきましょう。
 本年が皆さまにとって幸多い年でありますようご祈念申し上げ、年頭の挨拶といたします。心ひとつに頑張りましょう。


2021年元旦                               
JP労組信越地方本部           
執行委員長 塚野 秀一郎

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