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2020年度を迎えるにあたって・・・執行委員長 2020.4.1

≪ 新入社員の皆さまへ ≫

 日本郵政グループ各社へ新しく入社された皆さん、おめでとうございます。
 JP労組信越地方本部は、晴れて社会人としての第一歩を踏み出された皆さんを心から歓迎し応援します。
 今、皆さんは社会人としての大きな希望と期待に胸を膨らませていることだと思いますが、一方で仕事や生活に対する不安も持っているのではないでしょうか。
 そんな皆さんの希望と期待をサポートし、不安を少しでも和らげるのが、日本郵政グループ労働組合(略称:JP労組)です。
JP労組は、日本郵政グループの発展に貢献するため、経営のパートナーとして事業に対する提言を行っています。 それは、グループで働くすべての社員の「真の幸せ」のためであり、一生懸命がんばる仲間の処遇向上や職場環境の改善が「働きがい」に繋がり、グループ各社の成長に結びついていくと確信しているからです。
また、30歳以下の組合員で構成している「ユースネットワーク」では、皆さんのような未来を担う若者が、学習活動やレクリエーション活動、社会貢献活動を通じてコミュニケーションをはかり、自らを成長させていく場として、明るく、楽しく、元気な活動を繰り広げています。
 人は人と出会うことで磨かれ、人生が豊かになっていきます。皆さんも、私たち「JP労組」全国24万人、信越9,500人の仲間の輪に参加していただき、ともに希望の持てる明るい未来を切り拓いていきましょう。

≪ 組合員の皆さまへ ≫

 4月に入り、まだまだ寒の戻りはあるものの、日に日に暖かさを感じるようになりました。いつもであれば、高遠城址公園や高田城址公園など桜の名所がにぎやかになる頃ですが、今年は新型コロナウイルスの影響から、観桜会などのイベントを中止とする所が多くなっています。日々のニュースで感染拡大が報じられ、日本の経済活動も徐々に停滞していくなど、明るい社会が見通せない状況にはありますが、気持ちが落ち込んでばかりでは前に進むことは出来ません。先は必ず見えてきます。毎日何か一つ、些細なことでも気分が楽しくなることを見つけ、笑顔でがんばりましょう。

 さて、私たち日本郵政グループ労働組合は3月12日に春闘交渉を妥結・整理しました。私たちが要求した初任賃金の改善、一般職の処遇改善を含めたベースアップは実現できなかったものの、定期昇給の完全実施や昨年と同水準の一時金4.3月を確保することができました。

 組合員の皆さんからは、かんぽ不適正販売問題やグループの経営状況に加え、新型コロナウイルス感染拡大による日本経済の停滞感など悪条件が重なる中での妥結結果について、「本部交渉よくやってもらった。」「ありがたい。」との声がある一方で、「ベアを勝ち取ることが出来ず残念。」との声もいただいており、どちらも率直な思いだと受け止めています。
 いずれにしても、グループを取り巻く環境が大変厳しい中で要求書を提出し、私たちの労働条件を維持する妥結結果を出すことが出来たのは、JP労組に集い、運動を進める多くの仲間がいるからです。
 各支部においては、新型コロナウイルス感染防止のため、集会等を中止せざるを得ない状況の中でも、朝ビラ行動を行い、昨年以上の署名を集めていただきました。中央本部の交渉を支えていただき、春闘交渉を盛り上げるため様々な活動に参加いただいた組合員のみなさん、ご家族のみなさんに心から感謝を申し上げます。今後ともJP労組運動に参加いただくようお願いいたします。

 新年度に入り、まず成すべきことは、長年に渡り郵便局をご利用いただいたお客さまの信頼を取り戻し、地に落ちた郵便局ブランドを回復させることです。そのためには、すべての社員が果たすべき職務をしっかりと理解し、一歩一歩確実に進めていくことが重要です。
 信越地方本部は9,500名超の組合員の先頭に立ち、責任ある労働組合として、しっかりとその役割を果たす所存です。皆さん、ともに頑張りましょう。

2020年4月1日                               
JP労組信越地方本部           
執行委員長 塚野 秀一郎

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