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2020年 新春のごあいさつ・・・執行委員長 2020.1.1

 あけましておめでとうございます。
 組合員、退職者の会会員並びにご家族の皆さまには健やかな新春を迎えられたこととお慶び申し上げます。

≪はじめに≫

 今年は「子」年です。「子」は「増える」を意味する「孳」が本来の字で、植物が子孫を増やそうと成長し始める種子の状態を表すものです。今年はJP労組信越も仲間を増やし(組織拡大)、人材育成・役員育成(教育)に力を入れる年にしたいと思います。そして、今年度のスローガンである“誰一人取り残さない運動の再構築”に向け、この間培ってきた組織運動と結集力を最大限発揮させるよう、1年間頑張りましょう。

≪信越の運動課題≫

 組織は「集い、聴き、話し、行動する」ことによって活性化されます。信越地本で取り組んでいる運動三課題の推進は一部の役員のみで進めるものではありません。信越の組合員全体で意識して取り組んでいくことが重要です。
 運動三課題の一つ目は「組織拡大」です。信越地本の組合員数は9,500名を超え、目標としている10,000名には500名の仲間を増やす必要があります。そのステップとして今年度は第13回全国大会までに9,874名をめざしています。組合員の皆さまには、同じ職場で働くJP労組未加入者への粘り強い声かけをお願いします。
 二つ目は「共済活動」です。昨年も日本各地で多くの自然災害が発生しました。信越地本内では、6月に村上市で震度6強を観測した山形県沖地震が発生し、10月には台風19号が長野県北信地域・東信地域に甚大な被害をもたらしました。「天災は忘れた頃に・・・」という言葉は過去のもので、今は毎年必ず来るものと考えなければならず、常に備えを万全にしておく必要があります。その一助となるのが共済活動です。JP労組は低廉な掛金で保障を得られる共済商品をラインナップしています。自分のため、家族のため、仲間のために積極的な加入をお願いします。
 三つめは「みらい研推進」です。信越地本では加入率52%を超え、その目的や内容について、多くの組合員にご理解いただいています。政治と大きな関わりを持つ私たちの事業をより良い方向に向かわせるためには、JP労組組織内議員や政策フォーラム議員を支え、活動環境を充実させていくことが必要です。より多くの組合員に、その意義を伝え拡大をはかっていきたいと思います。

≪2020春季生活闘争≫

 20春闘の論議が佳境を迎えようとしています。昨年の11月に春闘討論集会を開催し、春闘方針(案)策定に向けたポイントについて意見集約を行い、春闘行動がスタートしました。今春闘は、①月給制・時給制で働く仲間の処遇改善のあり方、②めざすべき賃金水準、③地域基幹職と一般職の仕事の責任・領域と賃金・処遇のあり方、④グループ一体処遇、⑤多様な働き方の実現に向けた具体的方策――等、処遇改善・総体的な底上げをどのように成し得るかが最大のテーマです。
一方で、郵政グループを取り巻く事業環境は厳しい状況にあります。2020年3月期第2四半期(中間)決算は、グループ全体で「減収増益」、中間純利益は前中間期比でプラスになっているものの、経常収益はマイナスとなりました。また、かんぽ不適正営業問題の対応が長引いており、今後の経営に対して大きな影響が出ることも懸念され、各要求に対して難しい交渉になることが想定されます。
 信越地本では第20回中央委員会議案(20春闘方針案)の意見集約を行い、現場の思いを会社へ届けることとします。また、中央交渉をバックアップするため、春闘総決起集会の開催、署名活動、職場集会による決議文の採択、朝ビラ配布、家庭訪問活動などの行動に全力で取り組みたいと思います。多くの皆さんからご理解いただき、春闘行動への参加を要請する次第です。

≪結びに≫

 今年は東京オリンピックが開催され、昨年のクイーンズ駅伝で優勝した日本郵政グループ女子陸上部のエース、鈴木亜由子選手(JP労組組合員)が女子マラソン出場に内定しています。全員で応援しましょう。
 JP労組の運動も同じです。組合員全員が1年間の運動のゴールをめざして、一歩一歩着実に前に進んでいきましょう。  本年が皆さまにとって幸多い年でありますようご祈念申し上げ、年頭の挨拶といたします。共に頑張りましょう。

2020年元旦                               
JP労組信越地方本部           
執行委員長 塚野 秀一郎

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