JPLUロゴ小
新入社員の皆さん・・・執行委員長 2019. 4.28
JP労組 信越地方本部 執行委員長 河内 浩一

 入社おめでとうございます。
 数多くある企業から日本郵政グループをお選びいただき感謝いたします。私は日本郵政グループ労働組合信越地方本部(通称:JP労組信越地本)で委員長を務めています河内と申します。一緒に働く仲間として心よりお祝いと歓迎を申し上げます。

 ご案内の通り、日本郵政グループは1871年(明治4年)郵便事業を創業して以降、148年間に渡り、全国津々浦々で郵便・貯金・保険の三事業を展開してきました。また、全国で約2万4千余の郵便局においてユニバーサルサービスを履行しており、社会インフラとして大きな存在意義を示しています。
 しかし、歴史と伝統だけで事業が成長するわけではありません。私たち社員が一丸となって国民・利用者の皆さまが満足しご利用いただけるオペレーションやサービスを提供し続けることが重要となります。
 若い皆さんからは刻々と変化する時代に的確に対応するアイデアや知恵を出していただきますよう期待するものですが、先ずは人間関係を大切に職場に慣れて、仕事を覚えることが第一と思います。

 私どもJP労組は24万5千人の組合員で構成されており、日本労働組合総連合会(通称:連合)では最も組合員の多い単一の労働組合です。単一労組ですから春闘などは中央本部一括で交渉しており、グループ4会社の基本的な処遇、労働時間や休暇などの労働条件は同一となっています。
 また、現在の信越地本組合員数は9,780人であり、正社員の組織率は98%に達し悲願である「信越1万名組織達成」に尽力している最中です。私たちJP労組の最大の使命は事業の持続的発展とともに、雇用確保と労働条件の維持・向上をはかっていくものであり、その為には多くの組合員の結集が必要不可欠です。
 心から新規採用者の皆さんの組合加入をお待ちしています。

 更には、30歳以下の組合員を対象としたユーネットワーク、女性組合員で構成している女性フォーラムがあり、いずれもイベントやレクリエーション活動、社会貢献活動(通称:JPスマイルプロジェクト)などを通じ活動の豊富化をはかっています。ネットワークも広がっていきますので、是非、参加をお願いします。

 労働組合には多くの任務がありますが、その発祥は社会保障制度がなかった時代の17世紀、イギリス・ロンドンにおいて仲間同士の助け合いから始まったといわれています。社会保障制度がない時代ですから、病気になって働くことができなくなった時、家が火事や災害にあった時など仲間のカンパで助け合ったといわれています。
 労働組合にはこの理念が継承されており、JP労組も独自で運営する共済制度があります。私たちのJP共済生協の目的は「生じた利益は最大限、組合員に還元すること」です。安価な掛金で大きな保障をしているとともに、取扱品目も多岐にわたっており組合員の生活を全般においてサポートしています。是非、興味を持っていただき参加くださいますようお願いします。

 また、労働組合の大きな任務の一つとして、社会的・政治的な役割があります。郵政グループは民間企業として収益を上げることを目的とする企業性と全国ネット-ワークやユニバーサルサービスなどを展開する公共性が求められており、事業展開においては政治的な課題が多く関わっています。
 地域に密着した郵便局や働きやすい職場をつくっていくためには、現場組合員の思い、汗を熟知している私どもJP労組組織内の国会議員・地方議員をつくり、法律に関わる課題を解決していくことが重要となります。
 JP労組では今年7月21日に施行される第25回参議院議員選挙において中央本部「小沢まさひと」副執行委員長を擁立し、闘うことを決定しており、現在は確実に投票につなげる行動に入っています。
 ご家族や友人・知人の皆さんなど多くの力を結集し何としても当選を果たさなければなりません。ご理解とご協力をお願いします。

 結びに皆さんから日本郵政グループに入社して、JP労組に加入して良かったと思っていただけるよう職場環境の改善に全力をあげてまいります。
 今後のご活躍を祈念申し上げお祝いといたします。みんなで頑張りましょう。
Copyright(C) 日本郵政グループ労働組合 信越地方本部 2011